は嫁入り道具を婚家へ届けるのは、婚礼の大切な儀式の一つでした。式当日の早朝に使者と荷宰領が、荷物目録に鍵を添えて送り出すのが慣例でした。今でもこのしきたりにのっとり、はんてん、花笠姿の運搬人がつき、使者が荷物目録と鍵を持って荷送りする地方もあります。しかし、ふつうは大型の荷物は購入先から直接新居に運んでもらい、身の回りの荷物といっしょに荷物目録の受け渡しをする程度です。
7,000円+税
9,800円+税